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品種図鑑 ハイブリッド Type I (THC 優位)

Gorilla Glue #4 — 過剰な樹脂量で知られる現代米国ハイブリッド

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品種データシート

系統
ハイブリッド
化学型
Type I (THC 優位)
THC
23-30%
CBD
<0.3%
由来
米国ネバダ州 (2010 年代前半)
成立年
2014
親系統
Chem's Sister × Sour Dubb × Chocolate Diesel
主要テルペン
#caryophyllene#limonene#myrcene
風味
燃料 (diesel)スパイスチョコレート
効果傾向
多幸感強い鎮静リラックス創造性

Gorilla Glue #4(ゴリラ・グルー・フォー、現在は商標問題から Original GlueGG4 とも呼ばれる)は、蕾を覆う樹脂の量 で語られる、強烈な印象を持つ現代北米のハイブリッド。トリミングバサミにべたつくほど樹脂が多い ことから「Glue(接着剤)」の名がついた。2014 年頃に米国ネバダ州で台頭し、複数の Cannabis Cup で受賞して一気に有名になった。

ひとことで言うと

「樹脂の多さ」で語られる品種。蕾(つぼみ)が樹脂でべたつくほど豊富で、見た目のインパクトと強めの効果傾向で人気を集めた、2010 年代北米を代表する現代ハイブリッドの 1 つ。

概要

GG4 は GG Strains LLC(Lawrence Ringo と Joesy Whales が共同創業)が選抜・固定化した品種。商標問題で接着剤メーカー Gorilla Glue Company と訴訟になり、2017 年に和解した結果として 「Original Glue」「GG4」 という名称で再ブランド化された経緯がある。

特徴:

  • 極めて高い THC 含有量(現代品種の中でも最高水準の 23-30%)
  • 大量の樹脂産出(トライコーム被覆が極端に密)
  • 強い鎮静と多幸感の同時発現
  • 燃料 (diesel) 系の香りとチョコレート様の甘さの融合

両親の Chem’s Sister(Chemdawg 系)、Sour Dubb(Sour Diesel 系)、Chocolate Diesel から、燃料系の刺激臭と独特の樹脂量を継承している。

形態と特徴

  • 樹高: 中(屋内 100-150 cm)
  • 開花期: 8-9 週間
  • 収量: 高(極端な樹脂量で抽出向きにも適する)
  • 耐病性: 中程度
  • 見た目: 密集した蕾、明るい緑、橙色のピスティル、過剰なほど密なトライコーム

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: 23-30%(現代品種でも最高水準)
  • CBD: 0.3% 未満

主要テルペン

  • β-カリオフィレン(caryophyllene): スパイシー・燃料系の中核
  • リモネン(limonene): 柑橘・甘さ
  • ミルセン(myrcene): 土的・甘い深み

燃料・土・スパイス・チョコレート」という独特の重厚な香り。

効果プロファイル(報告されている傾向)

バランス型ハイブリッド(やや鎮静寄り)として、以下の効果が頻繁に報告されている:

  • 強い多幸感
  • 深い身体的弛緩
  • 思考のリラックス感
  • 創造性の促進(個人差)

医療文脈で観察研究レベルで取り上げられる症状:

  • 慢性疼痛
  • 不眠・睡眠の質
  • ストレス・気分の落ち込み

これらは 高 Δ9-THC とテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験での確立された治療効能はない

副作用(報告されているもの)

  • 強い眠気・倦怠感(特に高用量)
  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安・パラノイア感(高 THC 全般のリスク、特に未経験者で顕著)
  • 短期記憶への影響
  • めまい・心拍数上昇感

現代の高 THC 品種全般に言える急性精神症状リスク が指摘されている。詳しくは別記事「依存性・耐性・離脱症状の研究」を参照。

派生品種

  • GG #5 (New Glue): GG4 系統の次世代選抜
  • Gorilla Cookies: GG4 × Thin Mint GSC
  • Gorilla Glue Auto: 自動開花型バージョン
  • Wedding Glue: GG4 × Wedding Cake

Glue ファミリー」として現代北米市場の高 THC 系統を象徴。

文化的意義

  • 2014 年の Cannabis Cup 複数受賞 は近代米国品種改良の到達点を示す出来事(具体的な Cup・カテゴリは要確認)
  • 接着剤メーカーとの商標訴訟 は大麻業界の知的財産・ブランディング議論の代表例
  • 過剰な樹脂量」を称揚する現代の選抜育種傾向の象徴

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。Gorilla Glue #4 は嗜好用合法地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

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