論文解説 · 医療·米国
睡眠はTHCだけではない — 「THC無し」CBD+テルペン製剤の不眠RCT
THCを含まないCBD300mg+8種テルペンの製剤が、不眠の人の『深い睡眠+REM』の割合をプラセボよりわずかに増やした(J Clin Sleep Med, 2025)。ただし効果は小さく、総睡眠時間は不変。高い脱落率・業界資金など限界も多い二重盲検RCT。
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医療用大麻の最新情報・治療事例・専門家の見解を、出典つきで紹介します。 ニュース・基礎知識・論文を医療の切り口で横断します。
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論文解説 · 医療·米国
THCを含まないCBD300mg+8種テルペンの製剤が、不眠の人の『深い睡眠+REM』の割合をプラセボよりわずかに増やした(J Clin Sleep Med, 2025)。ただし効果は小さく、総睡眠時間は不変。高い脱落率・業界資金など限界も多い二重盲検RCT。
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論文解説 · 医療·米国
がん治療中の患者25人を追った観察研究で、2週間の大麻使用が痛み・睡眠・主観的な認知の改善と『関連』した一方、使用直後はかえって認知課題の成績が低下した(Exploration of Medicine, 2023)。少数・対照なしで因果は示せない。
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ニュース · 医療·オーストラリア
オーストラリア・NSW州政府が2026年6月、処方された医療大麻を使う患者の運転について、THCが検出されても直ちに処罰しない『三振制』の改革案を発表した。未成立の提案段階で、無制限免許の登録患者が対象。飲酒・他薬物併用や実際の能力低下は引き続き対象外ではない。
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論文解説 · 医療·米国
米バッファロー大ほかが、線維筋痛症・関節リウマチ・変形性関節症の患者164名を3種のカンナビノイド製剤にランダム割付し12週追跡したリアルワールド研究。痛みなどに有意な改善を報告したが、プラセボ対照がなく自己申告という大きな限界がある。
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論文解説 · 医療·TR
トルコの研究チームが、抗がん剤ドキソルビシンに感受性/耐性の乳がん細胞(MCF-7系)に CBD を作用させ、がん関連遺伝子の発現変化・アポトーシス誘導・浸潤抑制を報告。あくまで細胞レベルの前臨床研究で、ヒトでの治療効果を示すものではない。
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ニュース · 医療·米国
米FDAが2026年5月18日、独Vertanical社の大麻由来慢性腰痛薬「VER-01」をブレークスルー指定。Phase 3(n=820)で有意な鎮痛と依存・離脱所見なしを報告。承認ではなく迅速審査の対象化で、現在も未承認の治験薬。
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論文解説 · 医療·オーストラリア
シドニー大主導の Lancet Psychiatry 2026 論文。5,774件のスクリーニングから54 RCT(2,477名)をメタ分析。不安・PTSD・精神病・摂食障害で有意な効果なし、大麻離脱・チック・睡眠は一部効果ありと領域別に結論。
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論文解説 · 公衆衛生·ドイツ
ドイツの2024年4月の大麻合法化(CanG)から8か月後の影響を、オーストリアを対照とした差の差分析で評価。使用率は12.1→14.4%に上昇したが対照との差は非有意で、合法化に起因する短期影響は検出されなかったと Lancet 誌で報告。
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論文解説 · 医療·米国
米国 JAMA 2026年1月号の総説。FDA 承認カンナビノイドの適応、化学療法による嘔吐・HIV での体重増加のエビデンス、急性痛・不眠での根拠不足、高効力大麻と日常使用のリスクを整理した一級レビュー。
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ニュース · 医療·米国
米ペンシルベニア大の前向き観察研究で、医療大麻を用いた慢性疼痛患者 29 名のオピオイド使用量が 5 か月で平均 65% 減少した。小規模・観察研究という限界を含めて、結果の読み方を整理する。
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ニュース · 医療·英国
英国 UK Biobank の同じデータベースを用いた 2 つの大麻・脳画像研究が、灰白質体積について正反対の結論を出した。観察研究の限界と、相関と因果の違いを冷静に整理する。
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論文解説 · 医療
Whiting らが 2015 年に JAMA に発表した、大麻の医療応用に関する大規模メタ分析。79 試験 6,462 人を統合し、慢性疼痛と痙縮に中等度のエビデンスを認めた現代医療大麻研究の基盤論文。
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ニュース · 医療·米国
米食品医薬品局 (FDA) は 2018 年 6 月、精製カンナビジオール (CBD) 製剤 Epidiolex を難治性てんかんの治療薬として承認した。初の大麻草由来 FDA 承認医薬品となった経緯と医療応用への影響を整理する。
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ニュース · 医療·イスラエル
イスラエルの化学者ラファエル・メコーラム (1930-2023) は 1960 年代に CBD・THC の化学構造を初めて解明し、1990 年代に内因性カンナビノイド「アナンダミド」を発見した。「カンナビノイド研究の父」と呼ばれる業績を整理する。
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基礎知識 · 歴史と社会·米国
1996 年に米国カリフォルニア州で住民投票により可決された Proposition 215 (Compassionate Use Act)。米国で初の州レベル医療大麻合法化となり、後の世界的な医療合法化の波の起点となった。
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基礎知識 · 人体への作用·イスラエル
1964 年の THC 構造解明から、患者数最大級の医療大麻プログラムまで。イスラエルが世界の大麻研究の中心地となった経緯と現状を整理する。
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論文解説 · 医療
THC と CBD をほぼ 1:1 で含む口腔粘膜スプレー Sativex (ナビキシモルス) は欧州・カナダで多発性硬化症の痙縮に対する補助治療として承認されている。長期試験のレビューを整理する。
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論文解説 · 医療
社会不安障害の患者に対する CBD 単回投与の小規模 RCT。模擬公衆スピーチ試験での不安スコア低下を報告した代表的論文を解説する。
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論文解説 · 公衆衛生
欧州 11 都市での症例対照研究 (EU-GEI)。日常的な大麻使用と高濃度品の使用が精神病性障害の発症率の地域差をどの程度説明するかを検証した代表的論文を解説する。
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論文解説 · 医療
難治性てんかんであるドラベ症候群の小児に CBD を投与した二重盲検プラセボ対照試験。Epidiolex の FDA 承認の根拠となった代表的論文を解説する。
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論文解説 · 医療
米国 NASEM が 2017 年に公表した大麻の健康影響に関する総合レビュー報告。100 を超える結論をエビデンスの強度別に整理した、現代の大麻医療研究の基礎文献を解説する。
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基礎知識 · 主な成分
精神作用を持たないカンナビノイド CBD。発見の歴史、複雑な作用機序、Epidiolex などの医薬品応用、薬物相互作用、日本における製品規制を整理する。
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基礎知識 · 主な成分
Δ9-THC が脳でどう働き、なぜ「ハイ」を起こすのか。CB1 受容体の作用機序、多幸感・知覚変容・食欲・痛覚・不安への効果、用量応答、医療応用、副作用までを徹底解説する。
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基礎知識 · 主な成分
生の大麻草に THC はほとんど含まれない。「酸性型」(THCA、CBDA)が加熱で「活性型」(THC、CBD)に変わる脱炭酸反応の仕組みを整理する。
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基礎知識 · 人体への作用
同じ大麻でも、吸入・経口・舌下・経皮で発現時間・持続時間・強度は大きく異なる。摂取経路ごとの薬物動態(吸収・分布・代謝・排泄)の違いと、過量摂取が起きやすい経路、医療文脈での使い分けを整理する。
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基礎知識 · 人体への作用
大麻はやめられなくなるのか。DSM-5 における大麻使用障害 (CUD) の診断概念、耐性形成のメカニズム、離脱症状の特徴、CBD の依存性評価について、これまで報告されている研究と公衆衛生上の論点を整理する。
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基礎知識 · 人体への作用
ミトコンドリア外膜上で発見された CB1 受容体(mtCB1)と、細胞エネルギー代謝・神経機能への影響を、新興研究分野として整理する。
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基礎知識 · 主な成分
Δ9-THC・CBD を中心に、CBN・CBG・CBC・THCV など主要カンナビノイドの化学的特徴と研究の現状を概観する。
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基礎知識 · 人体への作用
1990 年代に発見された人体内のシグナル伝達系。CB1/CB2 受容体、内因性リガンド、恒常性維持における役割を整理する。
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