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品種図鑑 サティバ Type I (THC 優位)

Amnesia Haze — アムステルダムの覚醒系サティバの代表格

· 更新

品種データシート

系統
サティバ
化学型
Type I (THC 優位)
THC
20-22%
CBD
<1%
由来
オランダ・アムステルダム(1990 年代〜2000 年代初頭に確立)
親系統
Haze × ランドレース各種(タイ・ハワイ・ジャマイカ・アフガニ等)
主要テルペン
#myrcene#limonene#caryophyllene
風味
柑橘・レモンアーシー(土)甘みスパイス・胡椒
効果傾向
覚醒多幸感高揚感社交性創造性

Amnesia Haze(アムネジア・ヘイズ)は、オランダ・アムステルダムのコーヒーショップ文化を代表するサティバ寄りハイブリッド。Haze 系の覚醒的な効果柑橘・アーシー(土)系の複雑な香り を特徴とし、High Times Cannabis Cup を複数回受賞した名作品種として知られる。

ひとことで言うと

覚醒的で高揚感のある効果レモン・アーシーな香り で印象に残る、日中向けの現代サティバ。アムステルダムの定番品種で、Haze 系譜を代表する一本。

概要

Amnesia Haze は、Haze 系統複数のランドレース(在来種) を交配して生まれた、サティバ優位(おおむねサティバ 70% 前後)のハイブリッド。1990 年代〜2000 年代初頭に アムステルダム で確立され、コーヒーショップの人気メニューとして定着した。

特徴:

  • Haze 由来の覚醒的・高揚的な効果傾向
  • 柑橘(レモン)とアーシー、わずかにスパイシーな香り
  • 長身で開花期の長いサティバ表現
  • High Times Cannabis Cup を複数回受賞(2004 年・2012 年など)した実績

なお、Amnesia Haze は 育種の系譜に諸説があり、種苗会社(DNA Genetics、Soma Seeds など)ごとに少しずつ異なるバージョンが流通している。ランドレース由来(タイ・ハワイ・ジャマイカ・アフガニ系など)とされるが、正確な交配履歴は明確化されていない部分が多い。

形態と特徴

  • 樹高: 高(典型的なサティバ表現で縦に伸びる)
  • 開花期: 長め(おおむね 10〜12 週間)。Haze 系統の特徴
  • 収量: 適切に育てれば高収量とされる
  • 栽培難度: やや上級者向け(背丈と開花期の長さの管理が必要)
  • 見た目: 細長い蕾、明るい黄緑、オレンジ色のピスティル、豊富なトライコーム

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: 20-22%(高いものは 25% 前後と報告されることもある)
  • CBD: 1% 未満

主要テルペン

  • ミルセン(myrcene): アーシー・ハーバル
  • リモネン(limonene): 柑橘・レモン感
  • β-カリオフィレン(caryophyllene): スパイシー・胡椒様

柑橘・アーシー・甘み・スパイス」が混ざった、Haze 系らしい複雑な香り構成。なお β-カリオフィレンは、テルペンの中でも CB2 受容体に作用しうることが研究されている成分で、テルペンと受容体の関係については別記事「大麻テルペンがカンナビノイド受容体を活性化(前臨床研究)」も参照(ただし細胞レベルの基礎研究の段階)。

効果プロファイル(報告されている傾向)

サティバ寄りハイブリッドとして、以下の効果傾向が報告されている:

  • 覚醒・高揚感(クリアで頭が冴える傾向と表現される)
  • 多幸感・気分の明るさ
  • 社交性・会話の弾み
  • 創造性・思考の流動性

医療文脈で観察研究レベルやユーザーレポートで言及される症状:

  • ストレス・気分の落ち込み
  • 疲労感
  • 食欲不振

これらは Δ9-THC の薬理作用と、ミルセン・リモネン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない

副作用(報告されているもの)

  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安・パラノイア感(高 THC・覚醒系サティバ全般のリスク。とくに摂取量が多いとき)
  • めまい・心拍数の上昇感

覚醒系で THC が高めのため、初心者や不安傾向のある人は少量から という注意がユーザー間で共有される品種でもある。

派生・関連品種

  • Amnesia(無印)/ Amnesia Lemon(Amnesia × Lemon Skunk): 柑橘感を強めた派生
  • Amnesia KushBlue Amnesia など、各社が Amnesia を基にした多数の交配を展開
  • 同じ Haze 系譜として Super Lemon Haze(別記事「Super Lemon Haze」)や Jack Herer(別記事「Jack Herer」)と近い文化的位置にある

文化的意義

  • アムステルダムのコーヒーショップ文化 を象徴する定番品種の一つ
  • High Times Cannabis Cup を複数回受賞し、Haze 系サティバの知名度を世界的に高めた
  • 「クリアで覚醒的なサティバ」の代表例として、品種解説やメニューで頻繁に引用される

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。Amnesia Haze は嗜好用・医療用が合法な地域(オランダ、米国の合法州など)で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

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