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品種図鑑 インディカ Type I (THC 優位)

Granddaddy Purple — 鮮やかな紫色で知られる重厚なインディカ

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品種データシート

系統
インディカ
化学型
Type I (THC 優位)
THC
17-23%
CBD
<0.3%
由来
米国カリフォルニア州 (2003 年)
成立年
2003
親系統
Purple Urkle × Big Bud
主要テルペン
#myrcene#caryophyllene#pinene
風味
ベリーグレープ甘い
効果傾向
強い鎮静身体的弛緩睡眠導入多幸感

Granddaddy Purple(グランダディ・パープル、通称 GDP)は、鮮やかな紫色の蕾ブドウやベリーを思わせる甘い香り で、視覚的にも香り的にも印象的な現代インディカ品種。就寝前・リラックス用途 の定番として、米国西海岸を中心に幅広い人気を持つ。

ひとことで言うと

見た目から 「ぶどう」と呼ばれることもある、紫色の蕾が印象的なインディカ品種。甘い香りと深いリラックスで、夜の定番として広く知られる。

概要

Granddaddy Purple は 「紫色の品種を象徴する一本」 として現代品種の中でも特徴的な位置を占める。多くの大麻品種は緑色だが、Granddaddy Purple は アントシアニン(紫色色素)を蓄積する遺伝形質を持ち、深い紫〜青紫の蕾 を特徴とする。

特徴:

  • アントシアニン豊富: 紫色は 冷涼な気温で活性化 し、視覚的に独特
  • 大型の蕾: Big Bud 由来の高収量形質を継承
  • 強いインディカ表現: 重厚な鎮静・身体的弛緩
  • ベリー・グレープ系の香り: Purple Urkle 由来の特徴的な甘さ

形態と特徴

  • 樹高: 中(90-130 cm、典型的なインディカ)
  • 開花期: 8-9 週間
  • 収量: 高(Big Bud 由来)
  • 耐病性: 中程度
  • 見た目: 深い紫〜青紫の大型の蕾、橙色のピスティル、銀色のトライコーム被覆。冷涼期に栽培すると紫色が濃くなる

紫色の濃さは 栽培時の気温(夜間に低温) に依存する。常時温暖な環境で栽培されると緑色が強く出る場合もある。

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: 17-23%
  • CBD: 0.3% 未満
  • CBN: 微量だが、古い樹脂で増加(鎮静効果と関連)

主要テルペン

  • β-ミルセン(myrcene): 土・甘さの中核
  • β-カリオフィレン(caryophyllene): スパイシー・ウッディ
  • α-ピネン(pinene): 微妙な松感

香り: 「グレープ・ベリー・甘さ・土」 という独特のプロファイル。Purple Urkle 由来のグレープ感が最も特徴的。

効果プロファイル(報告されている傾向)

強いインディカ表現で、以下の効果が頻繁に報告されている:

  • 強い身体的弛緩(俗に “couch lock” と呼ばれる重い鎮静)
  • 深い睡眠導入
  • 痛覚調整
  • 多幸感(穏やかな気分の高揚)
  • 食欲増進

医療文脈で取り上げられる症状:

  • 不眠(夜間使用の代表として頻繁に取り上げられる)
  • 慢性疼痛
  • 筋肉のこわばり・痙縮
  • ストレス・不安緩和
  • 食欲不振

これらは Δ9-THC の薬理作用と Myrcene 主体のテルペン構成 に由来する。

副作用(報告されているもの)

  • 強い眠気・倦怠感(覚醒時の使用には不向き)
  • 口渇・眼の乾燥
  • 食欲増進
  • 短期記憶への影響
  • めまい(高用量で)

育種者と歴史

Ken Estes はカリフォルニア州の育種家で、若い頃の交通事故で車椅子生活となった経験から 医療大麻運動の活動家 としても知られる。彼が 2003 年に育種・公表した Granddaddy Purple は、医療目的での重度疼痛・痙縮への利用 を意図して育てられたとされる。

Purple Urkle × Big Bud という選定は、Purple Urkle の 深い紫色とリラクゼーション効果、Big Bud の 大型蕾と高収量 の両方を狙った設計だった。

派生・関連品種

  • Grape Ape: 別の代表的なグレープ・パープル系統
  • Purple Punch: Larry OG × Granddaddy Purple
  • Cherry Pie: Granddaddy Purple × Durban Poison
  • Purple Kush: Hindu Kush の表現型(独立系統だがパープル系の代表)

「Purple ファミリー」として、視覚的に印象的な紫色品種の代表系譜の一つを形成している。

文化的意義

Granddaddy Purple は 「医療大麻インディカの定番」 として、2000 年代後半以降の米国医療大麻市場で重要な位置を占めてきた。ヒップホップ・カウンターカルチャーでの言及 も多く、特に Snoop Dogg、Wiz Khalifa などのアーティストが楽曲・ブランドで取り上げてきた。

紫色の視覚的インパクトは、SNS 時代の 「インスタ映えする品種」 として近年の若年層消費者にも広く認知されている。

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。Granddaddy Purple は嗜好用合法地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典

出典 — Sources

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