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品種図鑑 インディカ Type I (THC 優位)

Blueberry — 甘いベリー香で愛される、DJ Short の古典インディカ

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品種データシート

系統
インディカ
化学型
Type I (THC 優位)
THC
16-24%
CBD
<1%
由来
米国(育種家 DJ Short が1970年代後半に作出)
成立年
1979
親系統
Afghani × Highland Thai × Purple Thai
主要テルペン
#myrcene#pinene#caryophyllene
風味
ブルーベリー甘いベリーほのかなスパイス
効果傾向
深いリラックス多幸感鎮静眠気

Blueberry(ブルーベリー)は、伝説的な育種家 DJ Short が 1970 年代後半に生んだ、インディカ優勢の古典である。その名のとおり、熟したブルーベリーを思わせる甘い香りで知られ、条件によっては 青紫がかる見た目も個性。2000 年の High Times カンナビス・カップでも高く評価された、大麻史に残る名株だ。

ひとことで言うと

「甘いベリー香」を大麻に持ち込んだ、DJ Short の古典インディカ。深いリラックスと、青紫に色づく見た目で長く愛されてきた。

概要

Blueberry は、DJ Short が Afghani の雄に、2 つのタイ系の雌——Highland Thai(甘くトロピカルな風味から「Juicy Fruit」とも呼ばれた)と Purple Thai——を掛け合わせて作り上げた。Purple Thai 自体が Highland Oaxaca Gold と Chocolate Thai の交配であり、Blueberry の背後には アフガニのインディカと、赤道系サティバのランドレースが同居している。親系統の背景は別記事「ランドレースとは何か」も参照。

1980 年代前半には愛好家や育種家のあいだで地下的な人気を得て、やがて 甘いフルーツ系フレーバー品種の草分けとして広く知られるようになった。Blue Dream・Blue Cheese・Blue Cookies など、多くの「ブルー系」品種の源流でもある。

形態と特徴

  • 系統バランス: インディカ優勢(おおむね 80:20)
  • 見た目: 密で樹脂の多いつぼみ。低温などの条件で 青紫〜藍色に色づくことがあり、名前の由来にもなっている
  • 香り: ブルーベリー × 甘いベリー × 土 × ほのかなスパイス
  • 栽培: 収量と香りの豊かさで珍重され、比較的安定した性質を持つ

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: おおむね 16〜24% 程度(栽培・個体により幅がある)
  • CBD: 1% 未満

化学型は Type I(THC 優位) に分類される。

主要テルペン

テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。Blueberry で報告される主なものは次のとおり:

  • ミルセン(myrcene): 土っぽさ・果実感と、穏やかな身体への作用
  • ピネン(pinene): 松のような清涼感
  • β-カリオフィレン(caryophyllene): 黒コショウ様のスパイシー

「熟したブルーベリー」を思わせる甘い香りは、ミルセンを主体とするテルペン構成と、品種特有の香気成分の組み合わせによるものとされる。テルペンと受容体の関係は別記事「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。

効果プロファイル(報告されている傾向)

インディカ優勢の品種として、以下の効果傾向が報告されている:

  • 身体の深いリラックス・鎮静
  • 多幸感・気分の落ち着き
  • 時間の経過とともに 眠気へ向かうとされる
  • 夜・くつろぎの時間に向くと語られる

医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:

  • ストレス・不眠
  • 痛み
  • 食欲の低下

これらは Δ9-THC の薬理作用と、ミルセン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない

副作用(報告されているもの)

  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安・パラノイア感(高 THC 品種で生じやすく、とくに多量摂取時)
  • めまい・強い眠気

派生・関連品種

  • 親系統: Afghani・Highland Thai・Purple Thai(= Highland Oaxaca Gold × Chocolate Thai)
  • 代表的な派生: Blue Dream・Blue Cheese・Blue Cookies など、多数の「ブルー系」品種の祖
  • 兄弟品種として Flo(Afghani × Purple Thai)が知られる

文化的意義

  • フルーツ系フレーバーの草分け:大麻に「甘いベリー」という明確な果実香を持ち込んだ先駆けとして知られる
  • 受賞歴:2000 年の High Times カンナビス・カップで評価され、名声を確立した
  • 系譜の広がり:数多くの「ブルー系」人気品種の源流として、現代のフルーツ系品種に大きな影響を残した

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。Blueberry は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

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