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品種図鑑 サティバ Type I (THC 優位)

Lamb's Bread — ボブ・マーリーが愛したジャマイカの伝説的サティバ

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品種データシート

系統
サティバ
化学型
Type I (THC 優位)
THC
15-22%
CBD
<1%
由来
ジャマイカ(島の在来種=ランドレース、起源不詳)
主要テルペン
#caryophyllene#myrcene#limonene
風味
チーズ様スパイス柑橘
効果傾向
覚醒高揚感クリアな頭創造性

Lamb’s Bread(ラムズブレッド。Lamb’s Breath や Lambsbread とも表記)は、ジャマイカ島で育まれた純血のサティバ・ランドレース(在来種)。羊毛の塊のような明るい緑の蕾と、覚醒的でクリアな効果傾向で知られ、ボブ・マーリーが好んだ品種としてレゲエ/ラスタファリ文化と結びつけて語られてきた、文化的に重みのある一本である。

ひとことで言うと

ジャマイカの純血ランドレースで、覚醒的・高揚的なサティバ。ボブ・マーリーゆかりの品種として知られ、島の大麻文化を象徴する。

概要

Lamb’s Bread は、現代の交配を経ていない ジャマイカ島固有のランドレース(在来種) とされる。正確な遺伝的起源や原育種者は 不詳 だが、島の環境で長く育てられてきた純血のサティバと位置づけられている。1960 年代に、Steve Lamb という人物が米国へ持ち込んだと伝えられる。

特徴:

  • 羊毛(lamb’s wool)の塊を思わせる、明るい緑色のふわっとした蕾 — 名前の由来の一説
  • 覚醒的でクリアな効果傾向(典型的なサティバ表現)
  • チーズ様の独特な香りに、スパイス・土・柑橘が混ざる複雑なプロファイル

なお、Lamb’s Bread の系譜・名称の由来には諸説があり、ここでは断定しない。

形態と特徴

  • 樹高: 高(サティバらしく縦に伸びる)
  • 開花期: 長め(おおむね 9〜11 週)
  • 収量: 環境が合えば良好
  • 栽培難度: 中〜やや上級(背丈と開花期の管理が必要)
  • 見た目: 明るい緑のふわりとした蕾、オレンジのピスティル、トライコームの被覆

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: 15-22%(ロットにより幅がある)
  • CBD: 1% 未満

主要テルペン

  • β-カリオフィレン(caryophyllene): スパイシー・胡椒様、チーズ様の香りに寄与
  • ミルセン(myrcene): アーシー・ハーバル
  • リモネン(limonene): 柑橘感

チーズ様 × スパイス × 土 × 柑橘」という独特の香り構成で知られる。テルペンと受容体の関係は別記事「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。

効果プロファイル(報告されている傾向)

サティバとして、以下の効果傾向が報告されている:

  • 覚醒・高揚感(クリアで頭が冴える、と表現される)
  • 気分の明るさ・多幸感
  • 創造性・思考の流動性
  • 社交性

医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:

  • ストレス・気分の落ち込み
  • 疲労感

これらは Δ9-THC の薬理作用と、カリオフィレン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない

副作用(報告されているもの)

  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安・パラノイア感(高 THC・覚醒系サティバ全般のリスク、とくに多量摂取時)
  • めまい

文化的意義

Lamb’s Bread の特異性は、ジャマイカの大麻文化、とりわけラスタファリ運動とレゲエ音楽との結びつき にある。

  • ボブ・マーリーが好んだ品種 として広く語られ、彼はこれを 「食べ物(food)」になぞらえて高く評価したと伝えられる(逸話的な伝承であり、確証のある記録ではない点には留意)
  • ラスタファリの文脈では、大麻は瞑想や精神的な実践と結びつけて語られてきた(別記事「ボブ・マーリーと大麻文化」)
  • 島のランドレースとして、Durban Poison(別記事「Durban Poison」)や Acapulco Gold(別記事「Acapulco Gold」)と並ぶ、地域固有の在来種の代表例

本記事は、こうした文化的背景を 歴史・文化の解説 として扱うものであり、特定の使用や精神的実践を推奨するものではない。

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。Lamb’s Bread は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

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