品種図鑑 — サティバ — Type I (THC 優位)
Strawberry Cough — 苺の香りで知られるヘイズ系サティバ
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品種図鑑 — サティバ — Type I (THC 優位)
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品種データシート
Strawberry Cough(ストロベリー・コフ)は、むいたばかりの苺(ストロベリー) を思わせる甘い香りで知られる、ヘイズ系のサティバである。栽培家 Kyle Kushman(カイル・カッシュマン)が 1990 年代後半〜2000 年代前半に 普及・安定化させたことで広く知られるようになった(ただし最初の由来には諸説ある)。頭が冴える軽快な高揚感と、その印象的な香りで根強い人気を持つ。名前は「苺の香り」と、吸うと「むせる(cough)」ことに由来するとされる。
苺の香りで知られる、頭が冴える軽快なサティバ。社交や創作の場面で語られることが多い、フレーバー系サティバの代表格。
Strawberry Cough は、Strawberry Fields と Haze の交配に由来するとされる(クローン由来で、起源には諸説がある)。栽培家 Kyle Kushman が、ある無名のグロワーから受け取ったクローンの 強烈な苺の香りに着目し、選抜・普及させたという逸話で知られる(後述)。
サティバ優勢で、ヘイズ系らしい覚醒的で軽快な効きと、苺を中心とした甘い香りを併せ持つ。香りの個性が際立つことから、「フレーバー(風味)で選ぶサティバ」の先駆けの一つとして語られる。
Strawberry Cough がどのように見出されたかについては、Kyle Kushman 自身の回想として、次のような逸話が広く語られている。
1990 年代、Kushman は知人に頼まれ、自分の愛読者(ファン)だという人物を訪ねて コネチカット州のある家を訪れた。案内されたのは 地下室(ベースメント) の、お世辞にも上等とは言えない 素人然とした栽培設備で、株の多くは元気がなかったという。栽培のコツをいくつか助言して帰ろうとした Kushman を、その 無名のグロワーが戸口で呼び止め、**紙袋に入った小さなクローン(挿し穂)**を手渡した。
後日、自宅のキッチンにかすかに漂う 苺の香りの出どころを探した Kushman が、カウンターの紙袋を開けると——それが、のちに Strawberry Cough と呼ばれることになる株だった、とされる。冴えない地下室の片隅にあった目立たない一株が、その 並外れた香りゆえに見出された、という筋立てである。
Kushman はこのクローンを各地の仲間に配って広め、Strawberry Cough は 約 20 年にわたりクローンでのみ受け継がれる品種となった。なお Kushman 自身は「自分が作ったのではなく、有名にしただけ(I just made her popular)」と述べており、本当の作出者(無名のグロワー)の素性は明らかになっていない。あくまで本人の回想に基づく逸話であり、細部には異説もある。
化学型は Type I(THC 優位) に分類される。
テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。Strawberry Cough で報告される主なものは次のとおり:
「苺 × 甘み × 土 × コショウ」という香りの印象は、これらのテルペン構成によるものとされる。テルペンと受容体の関係は別記事「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。
ヘイズ系サティバとして、以下の効果傾向が報告されている:
医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:
これらは Δ9-THC の薬理作用と、ミルセン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。Strawberry Cough は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
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