品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)
AK-47 — 四大陸のランドレースから生まれた受賞最多級のハイブリッド
· 更新
品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)
· 更新
品種データシート
AK-47 は、コロンビアン・メキシカン・タイ・アフガニという 4 つの ランドレース(その土地に根づいた在来品種)の遺伝子を掛け合わせ、オランダの種子会社 Serious Seeds の育種家 Simon が 1992 年に安定化させたサティバ優勢のハイブリッドである。自動小銃を思わせる挑発的な名前に反して、効きは穏やかで「一発で効く(one hit wonder)」と表現されることで知られ、数々の品評会を制した歴史的品種でもある。
4 大陸のランドレースをひとつにまとめた、オランダ発の受賞最多級ハイブリッド。スパイシーで甘いシトラスの香りと、頭が冴えつつ体も落ち着く効きで知られる。
AK-47 は、1990 年代初頭のオランダ(アムステルダム)を中心とする大麻育種シーンから生まれた品種である。育種家 Simon は、何千もの実験株を選抜したのち、コロンビア(中南米)・メキシコ(中南米)・タイ(東南アジア)・アフガニスタン(中央アジア) という、気候も性質も異なる 4 地域のランドレースを組み合わせ、およそ 65:35 でサティバ寄りのバランスを持つ安定したハイブリッドを完成させた。
その名前の由来は、**「一度の吸引で強く効く」**という特徴をライフル(AK-47)になぞらえたものとされる。実際の効きは攻撃的というより、頭の高揚と身体の落ち着きが同居するタイプと報告されている。
この品種が特に知られるのは、品評会での実績である:
化学型は Type I(THC 優位) に分類される。
テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。AK-47 で報告される主なものは次のとおり:
「スパイシー × 甘いシトラス × 土・スカンク」という香りの印象は、これらのテルペン構成によるものとされる。テルペンと受容体の関係は別記事「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。
サティバ優勢のハイブリッドとして、以下の効果傾向が報告されている:
医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:
これらは Δ9-THC の薬理作用と、カリオフィレン主体のテルペン構成の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない。
AK-47 は、その安定した性質から 交配の素材としても広く用いられてきたとされる。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。AK-47 は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
この記事がよかったら
この記事をシェア