品種図鑑 — サティバ — Type I (THC 優位)
Alaskan Thunderfuck — 松とメンソールを帯びたアラスカの伝説サティバ
· 更新
品種図鑑 — サティバ — Type I (THC 優位)
· 更新
品種データシート
Alaskan Thunderfuck(アラスカン・サンダーファック。ATF・Matanuska Thunderfuck とも)は、米国アラスカの マタヌスカ峡谷(Matanuska Valley) で育った、サティバ優勢の伝説的な銘柄である。松・レモン・メンソールが混ざる強烈な香りと、電撃的で高揚感のある作用で、オールドスクールの名株として語り継がれてきた。
冷涼なアラスカ生まれ、松とメンソールの香りをまとう伝説のサティバ寄りハイブリッド。鋭く電撃的な高揚感と、松林を思わせる清涼な香りが個性。
Alaskan Thunderfuck は、1970 年代にアラスカのマタヌスカ峡谷で栽培され、当初は 「Trapper Creek Hash Bud」 の異名で知られたとされる。起源は、北米のサティバと ロシアン・ルデラリスを掛け合わせた系統にあり、1970 年代後半に、これへ Afghani を交配して、より強く安定した(日長に反応して開花する)品種に仕立てられた、と語られる。結果として、おおむね 60% ほどがサティバ寄りのハイブリッドになった。
冷涼で夏の長いアラスカの気候に適応した点も特徴で、極北の環境が生んだ個性として知られる。ルデラリスやアフガニといった系統の背景は、別記事「ランドレースとは何か」も参照。
化学型は Type I(THC 優位) に分類される。
テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。ATF で報告される主なものは次のとおり:
これに柑橘のリモネンが加わり、「松 × レモン × メンソール」という清涼で鋭い香りをつくるとされる。テルペンと受容体の関係は別記事「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。
サティバ優勢のハイブリッドとして、以下の効果傾向が報告されている:
医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:
これらは Δ9-THC の薬理作用と、テルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。Alaskan Thunderfuck は嗜好用・医療用が合法な地域で流通してきた品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
この記事がよかったら
この記事をシェア
Related
コラム · 深掘り
現代の何百というハイブリッドをさかのぼると、世界各地の"原種"=ランドレースにたどり着く。特定の土地で長い時間をかけて根づいた在来種だ。赤道のサティバと山岳のインディカという二つの適応を軸に、その意味・系譜・いま進む希少化までを俯瞰する。
いいね
まだコメントはありません。最初のひとことをどうぞ。
リンクや売買・勧誘とみなされる投稿、他者を傷つける表現はご遠慮ください。投稿は公開されます(不適切なものは削除される場合があります)。