品種図鑑 — インディカ — Type I (THC 優位)
G13 — 「政府の極秘株」伝説をまとうインディカ
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品種データシート
G13(ジーサーティーン)は、「米政府の極秘研究施設から流出した株」 という逸話とともに語られてきた、インディカ優勢の品種である。この物語には裏づけがなく、実際の素性は アフガニ系とみられている。それでも G13 が特別なのは、伝説そのものが品種の一部になっているからだ。大麻文化における「物語の力」を象徴する一株といえる。
根拠の無い「政府の極秘株」伝説をまとった、重厚なアフガニ系インディカ。逸話と実像のギャップも含めて語り継がれてきた。
広く流布している物語はこうだ。1960 年代後半、CIA と FBI が ミシシッピ大学の秘密施設に世界中の優良な大麻を集め、政府の研究として強力な交配種をつくった。その 13 番目の系統(Generation 13) がとりわけ優秀で、施設の技術者がこっそり枝を持ち出し、米国のアンダーグラウンドの栽培家の手を経て、やがて欧州へ渡った——。
事実関係を切り分けると、次のようになる。
つまり G13 の起源は、歴史というより神話に近い。1980 年代半ばには「G13」を名乗る系統がオランダで流通していたとされるが、それが本当にミシシッピに遡るのか、それとも見事なマーケティングだったのかは、いまも決着していない。
本記事は、この逸話を 事実として紹介するものではない。広く語られてきた物語として扱い、検証可能な部分と不確かな部分を分けて記す。
化学型は Type I(THC 優位) に分類される。高 THC の品種で、耐性の低い人には作用が強く出やすい。
テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。G13 で報告される主なものは次のとおり:
「土 × 松 × スパイス」という香りの印象は、これらのテルペン構成によるものとされる。なお、こうした ラベルと実際の成分の関係には限界があることは、別記事「「インディカ=眠い」は本当か」で扱っている。
インディカ優勢の品種として、以下の効果傾向が報告されている:
医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:
これらは 高い Δ9-THC と、ミルセン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。G13 は嗜好用・医療用が合法な地域で流通してきた品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
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現代の何百というハイブリッドをさかのぼると、世界各地の"原種"=ランドレースにたどり着く。特定の土地で長い時間をかけて根づいた在来種だ。赤道のサティバと山岳のインディカという二つの適応を軸に、その意味・系譜・いま進む希少化までを俯瞰する。
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