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品種図鑑 ハイブリッド Type I (THC 優位)

GMO(Garlic Cookies) — ニンニクと燃料香の刺激的インディカ寄り

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品種データシート

系統
ハイブリッド
化学型
Type I (THC 優位)
THC
22-30%
CBD
<1%
由来
米国(Mamiko Seeds の Chem Cookies から選抜。フェノは skunkmasterflex が広めたとされる)
親系統
Chemdawg × Girl Scout Cookies
主要テルペン
#caryophyllene#limonene#myrcene
風味
ニンニク・セイボリーディーゼル・燃料コーヒーきのこ・土
効果傾向
深いリラックス鎮静多幸感眠気

GMO(ジーエムオー。Garlic Cookies とも)は、当サイトでも紹介する ChemdawgGirl Scout Cookies を親に持つ、インディカ優勢のハイブリッドである。名前の “GMO” は遺伝子組み換え(genetically modified organism)とは無関係で、Garlic(ニンニク)・Mushroom(きのこ)・Onion(玉ねぎ) の頭文字に由来するとされる。その名のとおり、ニンニク様のセイボリー(旨味・匂い)な香りディーゼルの燃料感、そして高い THC で知られる。

ひとことで言うと

「ニンニク × 燃料」の刺激的な香りと高 THC で知られる、インディカ寄りのハイブリッド。甘い果実系が主流のクッキー系譜のなかで、savory(旨味・塩味)方向に振り切った異色の一株。

概要

GMO は、Chemdawg(強烈なディーゼル香で知られる)と Girl Scout Cookies(甘い焼き菓子系の代表格)を掛け合わせた系譜に由来する。種苗ブランド Mamiko Seeds2010 年代前半に発表した交配「Chem Cookies(Chemdawg D × GSC フォーラムカット)」のなかから選抜された個体が、のちに GMO として広まったとされる。刺激的なフェノタイプ(表現型)を見出し普及させた人物として、skunkmasterflex の名がしばしば挙げられる。作出の詳細には諸説があり、正確な起源は特定しづらい。

系統はおおむね インディカ優勢で、Chemdawg 由来の燃料・スカンク香に、GSC 由来のコクと甘さが乗る。結果として生まれるのが、ニンニク・玉ねぎ・きのこを思わせる旨味系の匂いという、大麻品種のなかでも際立って個性的なプロファイルである。

形態と特徴

  • 系統バランス: インディカ優勢のハイブリッド
  • 見た目: 濃い緑にオレンジの雌しべ、厚く付く樹脂(トライコーム)が特徴とされる
  • 香り: ニンニク・セイボリー × ディーゼル・燃料 × コーヒー・土
  • 栽培: 中程度の草丈で、香りの強さと樹脂の多さが珍重される

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: おおむね 22〜30% 程度(栽培・個体により幅がある)
  • CBD: 1% 未満

化学型は Type I(THC 優位) に分類される。THC が高い品種であり、耐性の低い人にとっては作用が強く出やすい。

主要テルペン

テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。GMO で報告される主なものは次のとおり:

  • β-カリオフィレン(caryophyllene): 黒コショウ様のスパイシーさ。GMO ではこれが主要テルペンとされ、旨味・スパイス方向の香りに寄与する
  • リモネン(limonene): 柑橘の爽やかさ(GMO では甘さ・コクの含みとして)
  • ミルセン(myrcene): 土っぽさと、穏やかな身体への作用

甘い果実系の品種がリモネンやミルセン主体で語られるのに対し、GMO は β-カリオフィレン優位という点で、香りの成り立ちからして異色である。テルペンと受容体の関係は別記事「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。

効果プロファイル(報告されている傾向)

インディカ優勢の高 THC ハイブリッドとして、以下の効果傾向が報告されている:

  • 身体の深いリラックス・鎮静
  • 多幸感・気分の落ち着き
  • 時間の経過とともに強い眠気へ向かうと語られる
  • 夜・くつろぎの時間に向くとされる

医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:

  • ストレス・不眠
  • 痛み
  • 食欲の低下

これらは 高い Δ9-THC と、β-カリオフィレン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない

副作用(報告されているもの)

  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安・パラノイア感(高 THC 品種で生じやすく、とくに多量摂取時)
  • めまい・強い眠気

派生・関連品種

  • 親系統: ChemdawgGirl Scout Cookies(いずれも当サイトに収録)
  • Chemdawg 側の燃料・ディーゼル系では Sour DieselGorilla Glue #4 と並んで語られる
  • GSC 側のセイボリー〜濃厚系では Do-Si-Dos などが近い位置にある
  • GMO 自身も人気の交配親となり、多数の派生品種(GMO 系)を生んでいる

文化的意義

  • 甘い果実・デザート系が主流化したクッキー系譜のなかで、savory(旨味)方向に振り切った代表例として知られる
  • “Garlic, Mushroom, Onion” という名の由来自体が、その突出した匂いの個性を物語る。販売現場では “GMO” の語感を避けて Garlic Cookies の呼称も広く使われてきた
  • 高 THC と強い香りから、濃縮抽出物(コンセントレート)の原料としても評価される

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令により規制 されている。GMO は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では大麻取締法のもとで所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

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