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品種図鑑 ハイブリッド Type I (THC 優位)

Alien OG — レモンと香木をまとうバランス型の高THC株

· 更新

品種データシート

系統
ハイブリッド
化学型
Type I (THC 優位)
THC
22-28%
CBD
<1%
由来
米国カリフォルニア(ベイエリア。The Cali Connection の Swerve が作出)
成立年
2010
親系統
Tahoe OG Kush × Alien Kush
主要テルペン
#limonene#myrcene#caryophyllene
風味
レモン香木・お香アース
効果傾向
多幸感高揚感深いリラックス夢見心地

Alien OG(エイリアン・オージー。Alien OG Kush とも)は、Tahoe OG KushAlien Kush から生まれた、インディカとサティバが均衡するハイブリッドである。レモンと松、そしてお香のような香木を思わせる香りと、22〜28% に達する高い THC で知られる。2010 年頃、北カリフォルニアで クローン限定株として広まった現代の人気銘柄だ。

ひとことで言うと

OG 系の柑橘香に、香木のニュアンスが重なる高 THC のバランス型。強い身体感と頭の高揚が同居する。

概要

作出したのは、カリフォルニア・ベイエリアの種苗ブランド The Cali ConnectionSwerveTahoe OG Kush の雌株Alien Kush の雄株を掛けた F1 交配とされる。

親をさかのぼると、系譜はさらに面白くなる。Alien Kush は、Alien Genetics の OBSoul33t が、Tahoe OG のカットに Alien Technology の雄を掛けて作ったものだ。この Alien Technology は アフガニのランドレースにさかのぼる系統で、兵士が米国に持ち帰ったという逸話とともに語られている(逸話部分は検証されたものではない)。

Alien OG は 2010 年頃、まず北カリフォルニアで クローンのみで流通する株として現れ、のちに The Cali Connection が種子の形で世に出した。OG Kush 系の系譜に、アフガニ由来の重厚さが加わった構成である。

形態と特徴

  • 系統バランス: ほぼ均衡のとれたハイブリッド(個体によっては 65% ほどインディカ寄りになる)
  • 見た目: 密で樹脂の厚いつぼみ。オレンジの雌しべが映える
  • 香り: レモン × 松 × 香木(お香) × アース——OG 系の柑橘香に、独特の香木のニュアンスが重なる
  • 栽培: 樹脂の多さと効きの強さで評価される

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: おおむね 22〜28% 程度(栽培・個体により幅がある)
  • CBD: 1% 未満

化学型は Type I(THC 優位) に分類される。THC が非常に高い部類で、耐性の低い人には作用が強く出やすい。

主要テルペン

テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。Alien OG で報告される主なものは次のとおり:

  • リモネン(limonene): レモンの爽やかさ
  • ミルセン(myrcene): 土っぽさと、穏やかな身体への作用
  • β-カリオフィレン(caryophyllene): 黒コショウ様のスパイシー

「レモン × 松 × お香」という香りの印象は、これらのテルペン構成によるものとされる。なお、こうしたラベルと実際の成分・作用の関係には限界があることは「「インディカ=眠い」は本当か」で扱っている。

効果プロファイル(報告されている傾向)

バランス型のハイブリッドとして、以下の効果傾向が報告されている:

  • 強い多幸感・頭の高揚(サイケデリック寄りと語られることもある)
  • 身体の深いリラックスが同時に訪れる
  • 高 THC ゆえに 作用が強く出やすい
  • 夕方〜夜のくつろぎの時間に向くと語られる

医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:

  • ストレス・気分の落ち込み
  • 痛み
  • 不眠

これらは 高い Δ9-THC と、リモネン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない

副作用(報告されているもの)

  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安・パラノイア感(とくに THC が高い本品種では生じやすく、多量摂取時は顕著)
  • めまい・強い眠気

派生・関連品種

  • 親系統: Tahoe OG Kush と Alien Kush。さらにさかのぼると OG Kush 系と Afghani のランドレースにつながる
  • 高 THC の重厚なハイブリッドという点では Gorilla Glue #4 と並べて語られることが多い
  • Alien 系の名を持つ品種群(Alien Kush、Alien Technology など)の中核に位置する

文化的意義

  • クローン限定株からの出発:2010 年頃に北カリフォルニアでクローンのみで広まり、のちに種子化されたという経緯を持つ
  • 受賞歴:カンナビス・カップなどでの評価により、OG 系の高 THC 株として知名度を得た
  • 「Alien」の系譜:アフガニのランドレースに由来するとされる Alien Technology を起点に、独特の名前の系譜を形づくっている

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。Alien OG は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

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