品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)
Cheese — 熟成チーズの香りで英国大麻文化を象徴した一株
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品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)
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品種データシート
Cheese(チーズ)は、その名のとおり 熟成チーズのような鋭い香りで知られる、英国生まれの品種である。Skunk #1 の種子の一粒から選ばれた例外的な個体が起源で、ルートンの集団 Exodus Collective によってレイヴ文化とともに広まり、1990〜2000 年代の英国大麻文化を象徴する存在になった。
「熟成チーズ香」で英国大麻文化を代表した、Skunk #1 由来のクラシック。強烈で特徴的な香りと、リラックスと多幸感のバランスで長く愛されてきた。
Cheese の物語は、1980 年代末〜90 年代初頭の南イングランドに始まる。ある匿名の栽培家が、Sensi Seeds の Skunk #1 のパックを育てたところ、通常の Skunk #1 にはない 際立ってチーズ臭いフェノタイプ(表現型) が現れた。この個体を残すためにクローン(挿し木)がとられ、英国の栽培家のあいだを地下で巡っていく。
やがてそのカットは、ルートンのスクワット(占拠住居)を拠点に、無許可のレイヴを開き社会変革を訴えていた集団 Exodus Collective の手に渡る。彼らがこのクローンを増やし、英国のレイヴ・シーンを通じて全国へ広めたことで、Cheese は英国大麻文化の“顔”になった。栽培家の共同体が一つの品種を守り広めたこの経緯は、別記事「大麻クラブの歴史と功績」で扱う「クラブ・共同体」の物語とも通じる。
なお親系統の Skunk #1 は、Afghani・Acapulco Gold・Colombian Gold という三つのランドレースを掛け合わせた古典で、Cheese の背後には世界各地の“原種”の血が流れている。
化学型は Type I(THC 優位) に分類される。
テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。Cheese で報告される主なものは次のとおり:
「熟成チーズ」を思わせる独特の香りは、ミルセンとカリオフィレンを主体とする構成が生む、マスキーで鋭いニュアンスによるものとされる。テルペンと受容体の関係は別記事「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。
バランス型のハイブリッドとして、以下の効果傾向が報告されている:
医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:
これらは Δ9-THC の薬理作用と、ミルセン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。Cheese は嗜好用・医療用が合法な地域で流通してきた品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
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