品種図鑑 — インディカ — Type I (THC 優位)
LA Confidential — 育種元の棚から消えた受賞インディカ
· 更新
品種図鑑 — インディカ — Type I (THC 優位)
· 更新
品種データシート
LA Confidential(エルエー・コンフィデンシャル)は、オランダの育種家集団 DNA Genetics が 2000 年代初頭に世に出した、インディカ優勢の受賞株である。ロサンゼルス由来の OG LA Affie に アフガニを掛けた系譜を持ち、紫がかった濃い緑の締まったつぼみと、松とスパイスの香りで知られる。
もっとも、いま 育種元の DNA Genetics は、この品種を自社の取り扱いに含めていない。同社は「クラシックな LA Confidential は当社のコレクションにはない」と明記している。名を残した株が、作った側の棚から先に消えていったという、少し珍しい来歴を持つ。
2000 年代のインディカ評価を決めた一株。受賞歴を重ねながら、育種元の現行ラインからは外れ、いまは各地の栽培者の手で受け継がれている。
DNA Genetics は、米国カリフォルニアからアムステルダムに拠点を移した育種家によって設立されたブランドである。LA Confidential は、その初期を代表する品種にあたる。
親に据えられた OG LA Affie(LA Affie / LA Affy とも綴られる)は、ロサンゼルス周辺で流通していたアフガン系のインディカを指す呼び名で、正式な品種名というより 地域の系統名に近い。ここに、さらに Afghani を重ねている。つまり アフガン系の遺伝子を二重に濃縮した構成で、その結果としてインディカ的な形質が非常にはっきり出る。
受賞歴は多い。ただし記録の出所は種苗販売元や品種データベースが中心で、主催者側の一次資料までは確認できていない。報告されているものを挙げると次のとおり。
化学型は Type I(THC 優位) に分類される。THC が高めの品種であり、耐性の低い人には作用が強く出やすい。
テルペンは植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。LA Confidential で報告される主なものは次のとおり:
育種元はこれらに加えて フムレンと シメンを挙げており、情報源によっては リモネン(柑橘)を主要成分に数える場合もある。テルペンと受容体の関係は「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。
インディカ優勢の品種として、以下の傾向が報告されている:
医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:
これらは Δ9-THC の薬理作用と、テルペン構成の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。LA Confidential は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
この記事がよかったら
この記事をシェア
Related
コラム · 論点整理
インディカは鎮静的でサティバは覚醒的——広く信じられたこの二分法を、遺伝学の研究は支持していない。ラベルとゲノムの相関は弱く、同じ名前でも別物のことがある。では品種名には何の意味があるのか。査読論文からたどる。
いいね
まだコメントはありません。最初のひとことをどうぞ。
リンクや売買・勧誘とみなされる投稿、他者を傷つける表現はご遠慮ください。投稿は公開されます(不適切なものは削除される場合があります)。