品種図鑑 — サティバ — Type I (THC 優位)
Malawi Gold — 高原の日射が育てたアフリカの純血サティバ
· 更新
品種図鑑 — サティバ — Type I (THC 優位)
· 更新
品種データシート
Malawi Gold(マラウイ・ゴールド)は、アフリカ南東部の内陸国 マラウイの高原で育った 純血サティバ・ランドレース(その土地に根づいた在来種)である。現地では 「chamba(チャンバ)」 と呼ばれ、熟すと 黄金色を帯びる花穂と、12 週を超える長い開花で知られる。アフリカのランドレースを代表する一株だ。
強い日射の高原が磨いた、黄金色のアフリカン・サティバ。長い開花期と、クリアで持続する高揚感が個性。
Malawi Gold は、マラウイの 中部〜北部、標高およそ 1,200m(約 4,000 フィート)前後の高原地帯で、強い日射と、はっきり分かれた雨季・乾季という条件のもと、世代を重ねて土地に適応してきた。育種家の設計ではなく、環境と農家の選抜が形づくった在来種である。
この地域では、大麻は現地語で chamba と呼ばれ、古くから栽培・利用されてきた。1970〜80 年代、旅行者や交易を通じてマラウイ産の chamba が国外に知られるようになり、アフリカン・サティバの名品としての評価が広まった。同じアフリカのランドレースである Durban Poison(南アフリカ)や、カリブの Lambsbread と並んで語られることが多い。ランドレース全般の背景は、別記事「ランドレースとは何か」も参照。
化学型は Type I(THC 優位) に分類される。
テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。Malawi Gold で報告される主なものは次のとおり:
「甘み × 柑橘 × スパイス」という香りの印象は、これらのテルペン構成によるものとされる。テルペンと受容体の関係は別記事「テルペンとカンナビノイド受容体活性化(前臨床研究)」も参照。
純血サティバとして、以下の効果傾向が報告されている:
医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:
これらは Δ9-THC の薬理作用と、テルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。Malawi Gold は嗜好用・医療用が合法な地域で流通してきた品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
この記事がよかったら
この記事をシェア
Related
コラム · 深掘り
現代の何百というハイブリッドをさかのぼると、世界各地の"原種"=ランドレースにたどり着く。特定の土地で長い時間をかけて根づいた在来種だ。赤道のサティバと山岳のインディカという二つの適応を軸に、その意味・系譜・いま進む希少化までを俯瞰する。
いいね
まだコメントはありません。最初のひとことをどうぞ。
リンクや売買・勧誘とみなされる投稿、他者を傷つける表現はご遠慮ください。投稿は公開されます(不適切なものは削除される場合があります)。