品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)
トロピカーナクッキーズ(Tropicana Cookies) — オレンジが香るGSC×タンジー
文責 HighWide Yuuki ·
品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)
文責 HighWide Yuuki ·
品種データシート
トロピカーナクッキーズ(Tropicana Cookies)は、ガールスカウトクッキーズ(GSC) と タンジー を掛け合わせたとされる、サティバ寄りのハイブリッドである。名前のとおり、オレンジのような柑橘の香りと、紫がかった花穂にオレンジ色のめしべが目立つ見た目で知られる。
2024 年に大麻情報サイト Leafly の「今年の品種」に選ばれた スーパーブーフ(Super Boof)の親の一方でもある。
クッキー系の甘さに、タンジー譲りのオレンジの香りを足した株。Leafly では「集中」「活力」「気分の高揚」がよく挙がる。
| 親 | どんな株か |
|---|---|
| ガールスカウトクッキーズ(GSC) | 2010 年代の米国を代表するハイブリッド。OGクッシュ と ダーバンポイズン の血を引くとされる |
| タンジー | タンジェリンの香りで知られる柑橘系のサティバ寄り品種 |
Leafly、品種データベースの SeedFinder、米国の大麻誌 Leaf Magazine など、確認した資料はどれも GSC × タンジー としている。Leaf Magazine は、使われた GSC を、ネットの掲示板で出回ったクローン(フォーラム・カット)だと書いている。
米国の育種家 Harry Palms(ハリー・パームス)の作とされる。所属については資料で書き方が分かれる。
綴りが 1 つの「Tropicana」と 2 つの「Tropicanna Cookies」が混ざって使われている。ほかに「MTN Trop」「Trop Cookies」とも呼ばれる。ある資料は、同じ名前でも中身(クローンや種の系統)が同じとは限らないと注意している。
化学型は Type I(THC が優位) に分類される。市販品の検査値は、検査機関や測定条件によってばらつきうる。
テルペンは植物が持つ香りの成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。Leafly が挙げる主なものは次のとおり。
Leaf Magazine は 3 つめを フムレン(humulene、ホップのような香り)としている。先の検査記録の資料も、テルペンのデータは 23 件しかなく、品種全体の特徴を決めるには足りないとしている。
ユーザーレビューにもとづく傾向として、以下が報告されている。
これらは Δ9-THC の作用と、テルペンの構成の組み合わせとされる。大規模な臨床試験で確かめられた治療効果はない。なお、28 本の研究をまとめた 2026 年 10 月の総説は、「インディカ」「サティバ」「ハイブリッド」というラベルでは成分や効き方をほとんど予測できないと結論づけている。「サティバ寄りだから元気になる」とは言い切れない。
Leafly では、次のものが挙がっている。
日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。トロピカーナクッキーズは嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。
出典 — Sources
この記事がよかったら
この記事をシェア
まだコメントはありません。最初のひとことをどうぞ。
リンクや売買・勧誘とみなされる投稿、他者を傷つける表現はご遠慮ください。投稿は公開されます(不適切なものは削除される場合があります)。