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品種図鑑 インディカ Type I (THC 優位)

Grape Ape — ブドウの香りをまとう紫のインディカ

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品種データシート

系統
インディカ
化学型
Type I (THC 優位)
THC
15-23%
CBD
<1%
由来
米国カリフォルニア(Apothecary Genetics の Bret Bogue が作出)
親系統
Mendocino Purps × Skunk × Afghani
主要テルペン
#myrcene#caryophyllene#humulene
風味
ブドウベリー甘い
効果傾向
深いリラックス鎮静多幸感眠気

Grape Ape(グレープ・エイプ。Purple Ape とも)は、Mendocino PurpsSkunk #1Afghani から生まれた、インディカ優勢の品種である。名前のとおり 熟したブドウを思わせる甘い香りと、条件によって 深い紫に色づく花穂で知られる、カリフォルニア発の人気株だ。

ひとことで言うと

ブドウの香りと紫の花穂で愛される、重厚なインディカ。三つの系統の良さを一株にまとめた、2000年代カリフォルニアの代表作。

概要

作出したのは、カリフォルニアの Apothecary Genetics の創業者 Bret Bogue。同社の設立(2004 年)以降に生まれた品種で、のちに Barney’s Farm も遺伝子の改良に取り組んでいる。

三つの親からの受け継ぎは、次のように整理される。

  • Mendocino Purps: 深い紫の発色と、ブドウ様の香り
  • Skunk #1: 甘さと、株としての生育の強さ
  • Afghani: インディカ・ランドレース由来の 重厚さと密なつぼみ

受賞歴も豊富で、2005 年と 2006 年の Green Cup で連続一位、2011 年の High Times Medical Cup では濃縮物部門で一位を獲得している。紫系のインディカとしては、当サイトで扱う Granddaddy Purple と並んで語られることが多い。

形態と特徴

  • 系統バランス: インディカ優勢
  • 見た目: 密で重量感のある房状のつぼみ。低温などの条件で 濃い紫〜藍色に色づくことがあり、名前の由来にもなっている
  • 香り: ブドウ × ベリー × 甘み × 土
  • 栽培: 屋内・屋外どちらでも育ち、開花はおよそ 49〜56 日。収量は中程度とされる

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: おおむね 15〜23% 程度(栽培・個体により幅がある)
  • CBD: 1% 未満

化学型は Type I(THC 優位) に分類される。

主要テルペン

テルペンは、植物が持つ香り成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。Grape Ape で報告される主なものは次のとおり:

  • ミルセン(myrcene): 土っぽさ・果実感と、穏やかな身体への作用
  • β-カリオフィレン(caryophyllene): 黒コショウ様のスパイシー
  • フムレン(humulene): ホップのような土・木の香り

「ブドウ × ベリー × 甘み」という香りの印象は、これらのテルペン構成によるものとされる。なお、こうしたラベルと実際の成分・作用の関係には限界があることは「「インディカ=眠い」は本当か」で扱っている。

効果プロファイル(報告されている傾向)

インディカ優勢の品種として、以下の効果傾向が報告されている:

  • 身体の深いリラックス・鎮静
  • 多幸感・気分の落ち着き
  • 時間の経過とともに 眠気へ向かうとされる
  • 夜・くつろぎの時間に向くと語られる

医療文脈でユーザーレポートとして言及される症状:

  • ストレス・不眠
  • 痛み
  • 食欲の低下

これらは Δ9-THC の薬理作用と、ミルセン主体のテルペン構成 の組み合わせとされる。大規模臨床試験で確立された治療効能はない

副作用(報告されているもの)

  • 口渇・眼の乾燥
  • 不安・パラノイア感(高 THC 品種で生じやすく、とくに多量摂取時)
  • めまい・強い眠気

派生・関連品種

  • 親系統: Mendocino Purps・Skunk #1Afghani
  • 紫系のインディカ: Granddaddy PurplePurple Punch と並んで語られる
  • ブドウ系フレーバーの系譜として、後続の多くの「Grape」系品種に影響を与えた

文化的意義

  • 紫の大麻の代表格:見た目の分かりやすい個性で、2000 年代のカリフォルニアを象徴する品種の一つになった
  • 受賞歴:Green Cup 連覇や High Times Medical Cup での受賞により評価を確立した
  • 香りが名前になった品種:ブドウ様の香りがそのまま名前になり、フレーバー志向の品種づくりの流れを体現している

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。Grape Ape は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

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