HighWide 大麻情報メディア

品種図鑑 — ハイブリッド — Type I (THC 優位)

ガッシュミンツ(Gush Mints) — ミントとフルーツの人気株をつないだ一株

文責 ·

品種データシート

系統
ハイブリッド
化学型
Type I (THC 優位)
THC
21-30%
CBD
<1%
由来
米国カリフォルニア州オークランド(Purple City Genetics が作出)
親系統
Kush Mints × F1 Durb × Gushers
主要テルペン
#limonene#caryophyllene#linalool
風味
ミントナッツ胡椒化学的な香りスカンク
効果傾向
リラックスぴりぴりした体感眠気

Gush Mints(ガッシュ・ミンツ)は、Kush Mints に、F1 Durb と Gushers を掛け合わせたハイブリッドである。Gush Mintz、Gushmints の表記でも流通する。

作出は、カリフォルニア州オークランドの育種家 Purple City Genetics。Weedmaps は、この株を同社の「看板品種」と紹介している。米国の大麻情報サイト Leafly が選ぶ「今年の品種」では、2025 年の最終候補に残った。

ひとことで言うと

名前が系譜を表している株。「Gush」は Gushers から、「Mints」は Kush Mints から来ている。香りも、Kush Mints ゆずりの ミントに、胡椒やナッツのような香りが重なるとされる。

系譜

3 つの親

親どんな株か
Kush MintsBubba Kush と Animal Mints の交配。強いミントの香りで知られる
F1 DurbWeedmaps によると、南アフリカの在来種 Durban Poison の流れを引く
GushersGelato #41 と Triangle Kush の交配とされる、フルーツ系の人気株

Leafly は、Gushers の代わりに TK41 という名前を挙げている。TK41 は Gushers の別名として使われる名前で、Leafly は別の品種のページで「TK41(Gushers)」と書いている。

3 つの親がどの順番で掛け合わされたのかは、資料によって書き方が違い、確かめられなかった。

Kush Mints から広がる系譜

Kush Mints は、交配の親として非常によく使われている株である。Gush Mints もその一つで、Animal Mints → Kush Mints → Gush Mints と、「ミント」の名前と香りが世代を超えて受け継がれている。

形態と特徴

  • 系統バランス: Leafly は インディカ寄りのハイブリッドとする。SeedFinder は「主にインディカ」とする一方で、育種家によれば「わずかにインディカ寄り」程度だという
  • 香り: Leafly は ミント、ナッツ、胡椒を挙げる。Weedmaps のユーザー投稿では、化学的な香り、ミント、スカンクがそれぞれ 3 分の 1 ずつ(2026 年 10 月時点)
  • 開花期間: SeedFinder によると約 67 日

化学組成

カンナビノイド

  • Δ9-THC: おおむね 21〜30%
  • CBD: ほとんど含まれない
  • CBG: 1% 前後(Leafly)

化学型は Type I(THC が優位) に分類される。

数値は資料ごとに違う。Leafly は 21%、Weedmaps に載っている店の商品の一つは 23.2%。SeedFinder は 30% を超えるという報告に触れている。市販品の検査値は、検査機関や測定条件によってばらつきうる。

主要テルペン

テルペンは植物が持つ香りの成分で、品種ごとの香りの個性をつくる。Leafly が挙げる主なものは次のとおり。

  • D-リモネン(limonene): 柑橘の明るさ
  • β-カリオフィレン(caryophyllene): 胡椒のようなスパイス感
  • リナロール(linalool): ラベンダーのような花の香り

この 3 つの組み合わせは、親の Kush Mints で報告されているものと同じである。品種表示に載る「主要テルペン」は、大幅に要約された情報である(「大麻から227種類のテルペンが検出された」参照)。

効果プロファイル(報告されている傾向)

ユーザーレビューにもとづく傾向として、以下が報告されている。

  • Leafly では「眠くなる」「ぴりぴりする体感」「リラックス」が多く挙がる
  • Weedmaps の説明では、始めは頭が軽くなるような感覚があり、やがて 体が重く落ち着く方向へ移るとされる
  • そのため、一日の遅い時間に選ばれることが多いとされる

これらは Δ9-THC の作用と、テルペンの構成の組み合わせとされる。大規模な臨床試験で確かめられた治療効果はない。

副作用(報告されているもの)

  • 口の渇き
  • 目の乾き
  • 不安感
  • THC が高い品種であるため、量が多いと不安が強まることがあるとされる

派生・関連品種

SeedFinder には、Gush Mints を親に持つ 43 の直接の子孫が登録されている(2026 年 10 月時点)。Leafly は次の 2 つを挙げている。

  • GovernMint Oasis
  • Mango Mintality

文化的意義

  • 「今年の品種」の最終候補。GreenState によると、2025 年の「今年の品種」で Hash Burger と最後まで争ったのは、Gush Mints、Dulce de Uva、Sour Diesel、Blue Lobster だった(「Leafly『今年の品種』選考が大詰め」参照)
  • 人気株どうしの掛け合わせ。ミントの Kush Mints と、フルーツの Gushers。どちらもすでに人気のある株で、その 2 つの名前を合わせた名前がそのまま品種名になっている。Kush Mints が Bubba Kush と Animal Mints の名前を合わせたのと同じ命名である
  • ベイエリアの育種家。作出した Purple City Genetics は、サンフランシスコ湾岸のオークランドを拠点とする。Sunset Sherbet や Gelato など、この地域から多くの人気株が生まれてきた

日本国内における規制

日本国内では大麻草・大麻製品の 所持・使用・栽培・輸出入は大麻取締法および関連法令(現・大麻草の栽培の規制に関する法律、麻薬及び向精神薬取締法)により規制 されている。Gush Mints は嗜好用・医療用が合法な地域で流通する品種であり、本記事は文化的・植物学的な解説を目的としている。日本では所持・使用は違法であり、本記事は特定の使用を推奨するものではない。

出典 — Sources

この記事がよかったら

コメント
    0 / 600

    リンクや売買・勧誘とみなされる投稿、他者を傷つける表現はご遠慮ください。投稿は公開されます(不適切なものは削除される場合があります)。

    この記事をシェア